認知症などを見守る仕組みというものは最近ずいぶんと進化してきました。
24時間休みなく見守る必要があるケースでは、関係者が大変な苦労をされているとの報道もあります。
IT(情報通信技術)はこう言った方面にもいろいろな提案をしていると思います。
徘徊などで行方の分からなくなる方を探すために、発信機のついた端末を持ってもらうことは今までもありました。しかしGPS機能をもち、インターネットへ接続して情報を流す方法では、端末の機能(使い勝手)やバッテリーの持ち、大きさや重さが課題となっていました。
新しい考えというのは、GPSを使わず、近距離無線通信を使うことでインターネットも使いません。バッテリーの持ちや大きさ、重さも改善しサービス料金も安くしようというものです。では、どうやるのか?
それは、一般の協力者に専用アプリを入れてもらい、小型端末をもって徘徊している方とすれ違ったときに小型端末からのデータを受信して警備会社に位置情報を含めて送信するという仕組みです。
この方法では正確な位置情報や、常に情報が得られるというわけではありませんが、協力者の数が増えれば有効な仕組みになると見込まれています。
アプリを入れるだけで社会貢献になるという一つの動機付けにもなるかもしれません。
いずれにしても、人が情報を運ぶ、ということがいつの時代も納得できる形なのかもしれません。
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