XPまでは、「ユーザー補助のオプション」と呼ばれていた機能が、Vista以降は「簡単操作センター」と名を変えて進歩してきています。もともと障害のある方向けに、キー入力やマウス操作がやりやすいように組み込まれてきたものです。
誰でも知っておくと便利なことがありそうですので、簡単にご紹介します。
固定キー機能
二つ以上のキーを同時に押す事ができない場合に使います。
大文字のAを入力するときにShift+Aと押しますが、Shift→Aのように順番に押しても大文字になります。このままでは一文字だけなので、続けて入力するとき(シフトロック)は2回Shiftキーを押します。もう一度押すと解除になります。
パソコン本体からビープ音がでて、何回目の押下かわかるようになっています。
フィルタキー機能
オートリピートを制限したり、キー押下の確定に時間をとるときに使います。1秒以上同じキーを押し続けないと認識しないようにするとか、オートリピートが始まるまでの時間と繰り返しの周期を設定する事ができます。随意運動などで指のコントロールが難しい方に適しています。
マウスキー機能
テンキーを使ってマウスポインタを動かす機能です。ノートパソコンではNumlockを押すとフルキーの一部がテンキーになりますが、これをマウスポインタの移動に使用する事ができます。右クリック、左クリック、ドラッグもできます。
その他、視覚障害の方向けに画面をコントラストの高い大きな文字に変更する機能などがあります。
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