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視覚障害とパソコン

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今日も視覚障害の方へのパソコンサポートに伺いました。

画面の情報が得られない視覚障害の方は、パソコンに「音声器ソフト(スクリーンリーダー)」というアプリを入れて、画面情報を声で読ませながら操作します。スマホでも同様なアプリや仕組みがありますが、画面を直接指で触れて操作するのが難しいので、小さなワイヤレスキーボードなどで操作する方もいます。物理的なキーボードの方が指の触感が伝わりやすいからです。

今日のサポートではインターネットから一定の文章をコピーしてテキストファイルに貼り付けて、それを探しやすいように決まったフォルダに移動するというものでした。ここでのポイントは、

  1. インターネットでキーワード検索を行い、希望するページを探し当てる
  2. そのページの中から必要な文章を探し当て、範囲指定してコピーする
  3. テキストエディタを開いてコピーした文章を貼り付ける
  4. その文書を所定のフォルダに名前をつけて保存する

というものでした。見えていれば簡単に操作できるかもしれませんが、スクリーンリーダーを使いながらの操作は目の前の画面の様子をイメージし、根気強く音声を頼りに一つひとつ確認しながらキーボードを操作してゆくというなかなか大変な作業です。

最近、福祉の国で有名なデンマークのメディアでは障がい者に関する記事が増えています。デンマークには健常者と障がい者の制度的な区分がありません。したがって障害者のための配慮というよりは、その人の、生活や人生にとって障害となっていることへの配慮が必要です。気に留めないことで社会的な弱者を生まないように、注意喚起し続けることは彼の国でもやられているのだなと思ったことでした。

スマホとのおしゃべり

スマートフォンには音声を合成して喋ってくれる機能がついていることをご存じの方は多いと思います。アンドロイドスマホでは、グーグルアシスタント、iPhoneではSiriが有名ですね。

これらは、単に時刻や天気予報を聞くだけではなく、スマホの画面をタッチしていろいろ操作する代わりに音声で操作するという機能が含まれています。アプリの名前を言ってそれを開いたり、連絡先にある人の名前を言って電話をかけたりすることができます。

この他に、もう一つスマホには発声する仕組みがあります。それはスクリーンリーダーと呼ばれ画面に表示されている内容を読み上げるものです。アンドロイドスマホではTalkBack、iPhoneではVoiceOverというものがあります。これらは視覚に障害がある方がスマホを使えるようにするために画面を指で操作して読み上げるものです。通常のスマホの操作とは使い勝手が変わるので、利用するときには元に戻す方法を確認しておくか、ずっとこれで使い続けるという覚悟をきめると良いですね。

慣れることは大切

よく、「慣れた頃が危ない」とか「慣れてしまって漫然とやってはいけない」などと言われますが、それでも慣れることは大切です。慣れることがなければ次の段階に行けないからです。

私は3年半前にデンマークに行って10カ月滞在しました。初めて聞くデンマーク語のシャワーを一日中浴びながら過ごしたものの、翌年帰国した時にはまだまだ聞くことも話すこともままなりませんでした。しかし多少慣れたということはあり、身構えて聞くというようなことはなくなっていました。その後2年余り、デンマークのニュース配信を動画交じりでほぼ毎日見る習慣がつき、初めのころは翻訳ツールがないとわからなかった文章や会話が時々すっと理解できるということになってきました。

時間はかかったとはいえ、やっと少し慣れてきたのだということなのでしょう。パソコンでも同じです。興味のあることや仕事で使わなければならないことは何度も繰り返し操作に慣れてくると思います。まずはそこまでたどり着くのが大事です。それには繰り返しても苦にならない動機が必要です。ぜひそれをご自分で探して「慣れて」みてください。

デンマークの労働時間

男性用衣料店

2年前、デンマークに滞在して来ましたが、まず新鮮に映ったのは一週間に37時間以上働いてはいけない、ということでした。月曜から木曜までは8時間、金曜日は5時間、という具合で土日はお休みです。スーパーなどシフトが組めるお店は8時から夜10時まで、年中無休というところもありましたが、普通のお店はだいたいこんな感じでした。また、私の在学したフォルケホイスコーレは全寮制で学生を見るために朝7時半から夜10時まで先生が交代で時間管理しながら勤務していました。午後3時半くらいに帰宅したり、午後から出勤する姿もよく見かけました。

早く帰るということは、一日の中である程度時間を割いてすることが仕事以外に結構あるということになります。自分のためであれ、人のためであれ、一日の中で重きを置く作業がいくつかあるということ、それができるように国が保障しているのは、日常生活としては日本とかなり変わるのではないでしょうか。きちんと切り替わっている時間があるという感じが強くしました。

それから、年間6週間の休暇が認められていて、長いバカンスをとるイメージがあったのですが、よく数えてみると、日本のようにたくさんの休日祝日があるわけではなく、たしかに日本よりは多いのですが、思ったほどではなかったという記憶があります。

一日を上手に時間配分して、いくつかの大切な仕事をしていくというのがデンマークの生活スタイルなのかな、と感じたものでした。

古い国旗

デンマークに留学しているときに、デンマーク人は外国人(日本人)にどのようなことを知ってほしいか、という質問をしたところ、若い学生たちが返してくれた答えの一つに「国旗が古いこと」というのがありました。調べてみると、制定は1854年で世界で最も古い国旗の一つだそうです。

他の国の留学生も自国の国旗について説明してくれましたし、私達日本人留学生も日の丸の説明をしました。こういうときに「自分の国」という意識を強くするのだなと、思いました。ちなみに日本の国旗制定はやはり1854年で、船舶の国籍所属を示すために導入されたとのことです。(Wikipediaより)

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