少し前になりますが、大手保険会社の事務作業の9割をA.I.(人工知能)を使ったものに置き換えるというニュースがありました。
A.I.と人間の接点(インターフェース)は主にコンピュータの画面ですから、
保険会社の事務作業の多くはコンピュータ画面とのやり取りになっている(またはしている)ということなのでしょう。
人間がコンピュータに向き合って事務作業を行う手間が省ける分、そのほかの人間特有の仕事に充てる時間が増えて
とても合理的なことですね。
一方でコンピュータ画面は、人間のコミュニケーションの大半を担う視覚をとおしてのインターフェースです。
人間はそのほかに声や手振り、顔の表情などによってコミュニケーションを円滑に行っていますので、A.I.が
これらの接点(インターフェース)を備えることでますます人間の作業が置き換えられてゆくことになるかもしれません。
技術の進歩で情報を扱う機器はますます小さく高速に省エネ化し安くなっています。
これらが集めてくる膨大な情報をA.I.が分析して何らかの判断をサポートする、そんな時代は間近に来ていると
感じます。