今日も視覚障害の方へのパソコンサポートに伺いました。
画面の情報が得られない視覚障害の方は、パソコンに「音声器ソフト(スクリーンリーダー)」というアプリを入れて、画面情報を声で読ませながら操作します。スマホでも同様なアプリや仕組みがありますが、画面を直接指で触れて操作するのが難しいので、小さなワイヤレスキーボードなどで操作する方もいます。物理的なキーボードの方が指の触感が伝わりやすいからです。
今日のサポートではインターネットから一定の文章をコピーしてテキストファイルに貼り付けて、それを探しやすいように決まったフォルダに移動するというものでした。ここでのポイントは、
というものでした。見えていれば簡単に操作できるかもしれませんが、スクリーンリーダーを使いながらの操作は目の前の画面の様子をイメージし、根気強く音声を頼りに一つひとつ確認しながらキーボードを操作してゆくというなかなか大変な作業です。
最近、福祉の国で有名なデンマークのメディアでは障がい者に関する記事が増えています。デンマークには健常者と障がい者の制度的な区分がありません。したがって障害者のための配慮というよりは、その人の、生活や人生にとって障害となっていることへの配慮が必要です。気に留めないことで社会的な弱者を生まないように、注意喚起し続けることは彼の国でもやられているのだなと思ったことでした。
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