デンマークのフォルケホイスコーレに留学したおかげで、それまで漠然としていた、「個人主義」とか「民主主義」という言葉への理解が深まったように思います。今までは「個人主義」というと何かマイナスのイメージを持ったり、「民主主義」というと大仰な、重たいイメージを持ったりしていましたが、だいぶニュアンスの違ったものだということを感じました。
特に、最近気づいたことは「プライバシー」のとらえ方です。今まで「プライバシー」というと人に見せたくない自分の一部分、といった印象を持っていたのですが、個人主義のデンマークではそれに加えて多様な他人を受け止めるための知恵のようなものだと気づきました。
まわりの人々が多様であることは、その中には自分には理解できない、受け入れられない側面を持つ人も当然いるわけで、これは人によって異なります。それもプライバシーとして自分のものとしておき、お互いにプライバシーには立ち入らないようにすれば、見せたくないもの、受け入れたくないものはお互いが尊重して触れないので、安心して会話が進められるのではないでしょうか。
帰国して10ヵ月、ようやくいろいろなことが見えてきたように思います。
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